戦艦「武蔵」
武蔵は旧日本海軍が建造した最後の戦艦です。当時は武藏と表記されています。
建造所 三菱重工業長崎造船所 全長263ｍ 全幅38.9ｍ 吃水10.4ｍ
機関 ロ号艦本缶12基 艦本式タービン4基4軸 150,000馬力
速力 27.46ノット
乗員 約3300人
兵装(最終時) 46ｃｍ砲3連装3基９門 15.5ｃｍ3連装2基6門 12.7ｃｍ連装高角砲6基12門
25ｍｍ3連装機銃35基105門 25ｍｍ単装機銃25基25門
13ｍｍ連装機銃2基4門 12ｃｍ連装噴進砲2基56門
装甲 舷側410ｍｍ 甲板200ｍｍ 主砲防盾600ｍｍ
搭載機 零式水上偵察機 零式観測機 他最大７機（カタパルト２基）
大和型戦艦の二番艦
（大和型戦艦）旧日本海軍が建造した戦艦の艦型。排水量、搭載主砲口径共に現在でも世界
最大「ギネスブック」にも認定されている。
日本戦艦で唯一、建造時より航空機搭載が考慮された艦型。
戦艦「武蔵」最後の一日 1944年10月24日武蔵戦闘詳報
10：25 第一次空襲アメリカ軍編隊が右舷の雲間より急襲。被弾1、被雷1、至近弾4。浸水により
右舷に5.5度傾斜するも注排水により傾斜角右1度まで回復。
11：38 第二次空襲。被弾2、被雷3、至近弾5。浸水により今度は左舷5度傾斜するも排水により左舷
傾斜角左1度まで回復。艦首が戦闘開始前より約2ｍ沈下。最大速力22ｋｔに低下
12：17 第三次空襲。被弾0、被雷1、至近弾3。司令部よりコロンに向かえと命令がでる。
12：23 第四次空襲。被弾4、被雷4。艦首さらに3ｍ沈下。最大速力16ｋｔ。艦隊輪型陣から落伍。
司令部から付近の港に退避するか浅瀬にて応急処置をせよと命令。第二部隊の清霜、濱風、
利根が護衛に付く。
13：15 第5次空襲。輪型陣から離れていたため攻撃は受けず。
14：45 第六次空襲。集中攻撃を受け被弾10発以上、被雷11以上、至近弾6以上を受け大火災になる。
戦力の発揮は不可能と判断し麻耶乗組員の生存者の移乗を打診。
17：30 麻耶乗組員の生存者と負傷兵を駆逐艦島風に移乗。速力6ｋｔで航行。
19：15 左舷傾斜角12度となり復旧の見込み無し。軍艦旗降下。
19：30 傾斜角30度。総員退去命令。
19：35 艦首より沈没。沈没位置東経122度32分・北緯13度7分。建造期間1591日に対し武蔵の艦齢
は821日だった。
次回 戦艦「武蔵」調べて分かったことその弐
